祝の島
「女子部ログ」、久々の更新になります。編集のエムです。
いつもふざけたブログばかり書いている私ですが、
たまには真面目に映画のお薦めなぞしてみたく。
Nデスクに薦められ、映画「祝(ほうり)の島」を観てきました。
瀬戸内海に浮かぶ祝島(いわいしま)という島は、対岸4キロメートルに
原子力発電所の建設計画があるのですが、
海を汚してはならないと、28年間、その反対をし続けている島なのです。
この映画は、その島に暮らす人々のドキュメンタリーとなっています。
とはいえ、これは反対運動だけを映し出したものではなく、
その島に暮らす人々の生き方や、人とのつながりを中心に作られており、
そこに住む、言ってみればおじいさん、おばあさんの生き様や言葉は、
天邪鬼な私の心にも、ストンと落ちていきました。
漁や畑仕事など、毎日は多分単調だし、
娯楽もないし、夜に開いてるコンビニだってないし、
生活そのものは、都会に比べると格段に不便です。
でも、夜、それはもう365日、必ず近所で集まって、
おしゃべりをしたり、お茶を飲んだり、テレビを観たりと、
一緒に過ごす時間があるんですね。
都会で問題になる、独居老人とか孤独死とか、多分皆無です。
年を取った時に私自身が理想としている生活スタイルが、
ここでは普段の暮らしなんです。
あと、彼らが原子力発電所に反対しているのは、
自分はもちろん、子供や孫までも大きくしてくれた宝の海を、
綺麗なまま、次世代に渡したいという思いも理由の1つです。
昨今、消費税増税だとか、後期高齢者医療制度とか、非正規社員とか、
とにかく人から何かを奪うということばかりが話題になる中、
28年間も、私たちに綺麗な海を与えたいと思ってくれていることに、
何だかびっくりしてしまいました。
びっくりした自分に、びっくりもしましたが・・・(笑)。
「一番大事なのはお金じゃないでしょう」という言葉を、
どんな偉くて成功した人が言ったところで、理想論にしか聞こえないのに、
島の人が言うと、身に沁みてきます。
「一番大事なものは何か」を考える、いいきっかけになりました。
もしお時間があれば、ぜひご覧ください。
映画「告白」も面白いですが、こういう映画もしみじみ良いものですね!
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