宮澤みきおさん一家に幸せな明かりが今後、二度と灯ることはない。
真犯人は宮澤家に2000年12月30日午後11時半頃から31日午前10時半頃まで滞在していたが、空白の11時間に一体、何が起こったのだろうか?
世田谷一家事件は今まで各メディアの熾烈な報道合戦が繰り広げられ、捏造まがいのノンフィクション本がベストセラー(詳細は後述)になるなど、さまざまな犯人像が独り歩きした。
警視庁成城署捜査本部はこうして起こった情報混乱を憂慮し、06年までに、全国の警察署に世田谷事件の捜査のポイントをまとめたDVDを"取扱注意"の捜査資料として配布。
本誌はこれまでの取材で、そのDVDと警視庁捜査一課が現場鑑識結果、遺体検案書などをまとめた捜査報告書を入手。 それらをもとに正確な犯人像と犯行現場を再現し、現在の捜査状況をいま一度、検証してみた----。
まず、別表にある警視庁が分析した犯人像と遺留品一覧を見てほしい。
「文化の異なる外国人の可能性」という一文がある。
捜査DVDでもさりげなくアナウンスされていたが、この結果はこれまでの国内の犯罪捜査では前例のなかった"DNAプロファイリング"から導き出されたものだ。
人間の血液などから抽出されるDNA(デオキシリボ核酸)の中には、何個かの塩基が繰り返し出現する塩基配列のパターンがあり、それは個人によって異なることから、その差を見分け、個人識別するのがDNA型鑑定だ。欧米ではDNA型のデータベース化が進み、人種的特徴などを割り出すなどの"DNAプロファイリング"はすでに実施されていた。
事件の直後、警視庁科学捜査研究所(以下は科捜研)がDNA鑑定の権威だった石山夫(いくお)・帝京大学教授(現在は名誉教授)率いる同法医学教室へ分析を依頼したことがきっかけでDNA捜査ははじまった。
当時、石山法医学教室でこの分析を担当したY講師は、ミトコンドリアDNA研究の第一人者で、その実績を買われ05年には警視庁科捜研法医科長に就任している。
国松長官事件、横田めぐみさんの遺骨真贋などわが国のDNA鑑定の屋台骨を支える人物だ。
そして世田谷事件の犯人の血液中のミトコンドリアDNAやY染色体を人類学的に分析したところ、《母系は地中海北側にあたるアドリア海沿岸に住む欧州人、父系は日本を含むアジア人で混血の可能性がある》という衝撃的な結果が出たのだ。
「ミトコンドリアDNAの塩基配列パターンから分析すると、犯人は母親、祖母の代など近い時期に欧州人と婚姻があった日系ハーフ(混血)である可能性が高い。これは国立遺伝学研究所などにあるDNAデータベース、英、米国のDNAデータベースなどとクロスチェックして調べた結果だ。今のDNA鑑定技術では、欧米人、日本人、韓国人、中国人という人種レベルであれば、100%近い的中率で見分けることができます」(警視庁科捜研関係者)
犯人はフランスのギ・ラロッシュ社の香水「ドラッカーノワール」を、着ていたラグランシャツやハンカチ、ヒップバッグにふりかけていたが、この行動もどこか日本人離れしている。
しかし、この情報は長い間、幹部だけが共有した"極秘事項"とされ、現場には伝えられなかった。
「DNAプロファイリングはまだ、国内で実績がない上、現場が"混血"など先入観を持てば、聞き込み捜査がかえって混乱する可能性があると思った......」(捜査一課元幹部)
次に犯人のパーソナリティーは▼残忍で大胆。ずぶとい。精神的に未成熟な少年、人格あるいは精神が不安定な者、と分析されている。
しかし、押収物をのぞき、犯人が現場の10カ所以上に残したA型の血液を分析した結果、矛盾する人物像が浮かび上がってくる。
▼抗精神病薬、覚醒剤など薬物反応はなし。アルコール、タバコの嗜好者でもない──。
犯人は表面上は真面目な日常生活を送っている可能性が高いのだ。
宮澤さん宅1階は、みきおさんの事務所兼にいなちゃん、礼君の学習室になっており、その奥には備えつけの納戸、階段があった。
みきおさんがうつぶせで倒れていたのは階段下だ。
4人の遺体検案書によると、解剖時、胃の中には30日午後7〜8時ごろ、夕飯に食べたとみられる肉片、ニンジン片、茸片、緑色及び白色菜片、米飯、しらたきなどが混ざった液状の内容物が残留していた。
このため、死亡推定時刻は同日午後11時半頃とされた。
2階の台所のガス台に載っていた土鍋の中には鶏肉、白米、ニンジン、緑色菜片、卵が入った雑炊があったことは、4人が一家団欒で夕食の鍋をつついた後、殺害されたことを物語る。
みきおさんの死因は「胸部刺創による心・大動脈損傷に基づく失血死」。
前頭部、顔面、胸部、左右上腕、左太股などに無数の切創群があり、文字通り、メッタ刺しの状態だった。
みきおさんの頭後部に、先端が折れた「関孫六(銀寿)」の柳刃包丁の残片が突き刺さった形で発見された。
メッタ刺しの遺体北側には、みきおさんの動脈から噴出したとみられるB型の飛泡血痕が付着した段ボール箱が遺体を覆い隠すように置いてあった。
その表面には頭毛をかたどった血痕がべったりと残されていたことから、みきおさんが力尽きて倒れたその場所にあった段ボールを犯人が後に移動させたとみられている。
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僕は、風俗店に勤める女性から話を聞くことがあります。
それは、アダルトビデオの影響が大きいということです。
今までは、擬似SEXでしたが、堂々と本番が行われています。アダルトビデオに係わる事件も起きています。
それは、やってはいけない行為をやっていいように描くからです。例えば、ソープランドで生中だしは、厳禁です。
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もう少しAV規制を厳しくした方がいいと思います。
日本人の男性にはメニューをきっちり示さないとダメなんだってさ。欧米の映画観たらわかるけど、例えば暗黙のルールを心得た上でデリヘルを呼んでるなんて場面がよく出てる。金払えば何してもいいというのは、あらゆる文化の分野で、馬鹿で無礼な人間のすること。風俗だって文化だよ。