1日5本程度しか運行されないJR因美線・津山行きの電車に、鳥取県智頭町の智頭駅から乗り込み、岡山との県境を越える。たどり着いたのは、事件が起きた現場の隣町だ。辺りは山深く、駅の周りで目につくのは、たばこ屋ぐらいしかない。
「お疲れ様です。どこから来なさった?」
バスを待っていた初老の女性に声をかけられた。
「あの~、東京から70年前の事件の取材で......」
記者が説明をしかけた途端、女性の顔からは笑みが消え、こう言って黙ってしまった。
「......その話は聞かんほうがええ」
やはり口が重いようだ。
無理もない。これほど身の毛がよだつような殺人事件は、例がないのだから。
1日5本程度しか運行されないJR因美線・津山行きの電車に、鳥取県智頭町の智頭駅から乗り込み、岡山との県境を越える。たどり着いたのは、事件が起きた現場の隣町だ。辺りは山深く、駅の周りで目につくのは、たばこ屋ぐらいしかない。
「お疲れ様です。どこから来なさった?」
バスを待っていた初老の女性に声をかけられた。
「あの~、東京から70年前の事件の取材で......」
記者が説明をしかけた途端、女性の顔からは笑みが消え、こう言って黙ってしまった。
「......その話は聞かんほうがええ」
やはり口が重いようだ。
無理もない。これほど身の毛がよだつような殺人事件は、例がないのだから。
そんな折、事件を知る男性がいると聞いて、訪ねてみた。隣町に住む90代の男性Aさんである。
「ワシは女房が殺されたんじゃ」
事件を目の当たりにした数少ない遺族だった。
「すごい事件じゃった。その日に新聞の号外が出て、大きい字で『昭和の鬼熊事件』(大正時代の連続殺人事件)と書かれていたんじゃ。それから、取材や小説を書くんじゃって、いろいろ来たけど、ワシは取り合っとらん。今も事件の遺族に会っても、事件の話は絶対にせん。当時の話をする人はおらんよ」
初めはそう話したAさんだが、感慨深げに、
「あれからもう、70年もたつのか......」
と漏らし、
「その時の状況を見とる人は、ほとんどおらん。もうみんな死んでしもうたから、迷惑もかけんじゃろ」
と、重い口を開き始めた。
「事件のあった時、ワシは数えで22歳。昔は成人式が済んで、21歳で徴兵検査を受けて、嫁をもらったんじゃ。それで、ワシも22歳の時に(事件のあった)隣の地区から嫁をもろうた。実はその嫁の実家が、睦やん(都井睦雄)の近所じゃったわけじゃ。昔は『婿入り』言うて、嫁をもらった近所にあいさつ回りをするんじゃが、その時に睦やんの家に行ったら、一緒に住んどるおばあさんが、『うちにもあんたと同じ年くらいの若いもんがいるから、こちらへ来なさった時に、遊びに来てくださいな』って言うたわ。そこで紹介されたのが睦やん。モノを言わず頭を下げよった」
Aさんが結婚して3カ月ほどたった5月20日、Aさんの妻の友人で、同郷の女性Bさんが声をかけたという。
「弟が結婚したから、祝いを兼ねて里帰りする言うて、誘ってくれてな。女房は行こうか行くまいかだいぶ悩んどったけど、結局行ったんじゃ」
実に凶行の前日のことである。しかも、Aさん自身も誘われたという。
「里へ行く前に女房は、『飯を炊いて待ってるけえ、夜、(あんたが)仕事から帰ってきて一緒に飯を食べよう』って言っとったんじゃ。でもな、どうにもたいぎくて(しんどくて)、行く気にならんかった」
間一髪で難を逃れたというわけだ。
![週刊誌の未来を考える 週間朝日 談 [DAN]](http://www.wa-dan.com/common/images/logo.gif)




















僕は、風俗店に勤める女性から話を聞くことがあります。
それは、アダルトビデオの影響が大きいということです。
今までは、擬似SEXでしたが、堂々と本番が行われています。アダルトビデオに係わる事件も起きています。
それは、やってはいけない行為をやっていいように描くからです。例えば、ソープランドで生中だしは、厳禁です。
しかし、AVでは、当たり前のようにやっています。
それを見た客が、実際の店でやろうとするのです。
もう少しAV規制を厳しくした方がいいと思います。
日本人の男性にはメニューをきっちり示さないとダメなんだってさ。欧米の映画観たらわかるけど、例えば暗黙のルールを心得た上でデリヘルを呼んでるなんて場面がよく出てる。金払えば何してもいいというのは、あらゆる文化の分野で、馬鹿で無礼な人間のすること。風俗だって文化だよ。