都井の残した3通の遺書のうち、自殺現場にあった遺書には、〈今日決行を思いついたのは、僕と以前関係のあったB(注=原文では実名)が貝尾に来たからである、又C(同=Aさんの妻)も来たからである〉と、確かに2人が里帰りしたことが直接の犯行動機になったことが記されている。
ところで、当時の報道や事件後の小説などでは、都井は村の複数の女性に夜這いをかけ、性的関係を持ったことが記され、そのことが事件の背景にあったとされているが、Aさんはこう否定する。
「小説にはこういう女はここへ嫁いだとか、ワシの名前も出とる。睦やんがワシの女房を手込めにしとったとも書いてある。(妻が)嫁に行く前に相当遊んでるように書いてあるが、女房が遊んだか遊んでないかは、ワシでなきゃわからん。それに村じゅうで関係していたように言われとるが、そんなことできるか?」
犯行前日の5月20日午後5時頃、都井は用意周到に村の電線を切っている。
「睦やんは器用な男でな、普段から電気が切れたら、直してくれとったそうじゃ。その日も、『電気がこんで~』って、みんなが睦やんを訪ねたくらいじゃ。でも、睦やんはその日、『これはわからんけえ、今日は間に合わん。明日、僕が町の電気屋へ行って直すけえ』って言いよったらしい」
その後、都井は自宅の裏手のお堂で、村の若者ら6、7人とともに宴会に参加していたという。宴会が終了したのは深夜0時頃。
惨劇はその約1時間後に起きた──。
都井はまず、黒い詰め襟の学生服に身を包み、軍用ゲートルを巻き地下足袋をはいた。頭に巻いた鉢巻きに小型の懐中電灯を角のように両側に差し、首に自転車用のライトを下げた。凶器となったのは、腰に差した日本刀と匕首(あいくち)。そして、以前から用意しておいた9連発の猟銃を手に持った。
実は都井は以前にも銃を所持し、犯行の2カ月前に警察に押収されている。
「駐在所の巡査が『この者は末恐ろしいけん。処分しな』と言ったそうじゃ。でも、署長が、『この者はそれだけの野心はない』と判断したんじゃと。でも、睦やんはその後も神戸で猟銃を買っとった。『狩りに行く』言うて、山の中の大きい木に人間の絵を描いて、毎日、的撃ちしよったらしいわ。集落の者はみんな知っとったんじゃ」
最初の被害者となったのは、都井と2人で暮らしていた祖母だった。日付が変わった5月21日午前1時40分頃、都井は寝ていた祖母の首を斧で打ちはねて、銃で乱射した。
「昔はな、消防団が各集落にあったんじゃ。ワシも消防団員じゃった。その日の夜中の3時頃、警報が鳴ったんじゃ。『どこが火事や?』と思って集まったら、消防団のお偉いさんが、『貝尾で強盗が入った。人が殺されたらしい。犯人がわからんけえ、いま寄っても危険じゃけ、夜が明けてから応援を頼む。今のところは引き揚げて各家に待機しとってくれ』と言われた。ほんで、家に帰ったんじゃが、4時頃に集落へ行ったという友達が来て、『奥さんの実家も襲われとるみたいやで』と知らせてくれたんじゃ。それから無我夢中で集落へ向かい、着いた時は、朝5時頃じゃった」
Aさんが集落へ着いた時、現場にはすでに警察の非常線が張られていた。
「絶対入れませんで」と警官に言われ、「女房が来て殺されとろうかいう時に入れんもクソもあるか。確認だけさせえ」と食い下がったAさんに根負けしたのか、「ほんなら、確認だけしたらすぐ出てくれ。犯人がどこにおるのかわからんのじゃけえ」と警官が道を開けたという。そして、Aさんはたった一人で現場の集落へ足を踏み入れた。
「集落全体が血なまぐさくてな、誰もおらんかったわ」
Aさんの妻の実家は、都井宅と道路を挟んで向かい合っていた。妻の実家に向かう途中、Aさんが高台にある都井の家を見上げると、家の障子4枚が真っ赤に染まっていたという。
「女房の実家に入ると、その日ちょうど、女房の伯母が遊びに来とったようで、いちばん奥にワシの女房と2人並んで寝とった。2人とも、両方の胸撃たれて大きな穴が開いとったわ......これはもう死んどると、覚悟を決めた。反対側の右側に義父が寝とって、オヤジは起き上がったところを撃たれたんじゃろうな。座ったように横になっとった。義母は外へ逃げようと思ったんじゃろう、縁のほうへ這って出たようで、敷居をまたいで倒れて、はらわたがダラーッと出ておった」
都井は肺結核のため事実上、徴兵検査を不合格になった。その頃、Aさんの義母に性行為を迫ったが断られ、その際、病気のことを侮辱され、恨みを抱いていたようだ。
「4人がおった8畳間は、片足も入れる余裕がないほど血の海じゃった。ふと犯人が押し入れに隠れとったら......と、一瞬思ったんじゃ、そしたら髪の毛が一本立ちに逆立った。毛が逆立ついうのは本当じゃな」






















僕は、風俗店に勤める女性から話を聞くことがあります。
それは、アダルトビデオの影響が大きいということです。
今までは、擬似SEXでしたが、堂々と本番が行われています。アダルトビデオに係わる事件も起きています。
それは、やってはいけない行為をやっていいように描くからです。例えば、ソープランドで生中だしは、厳禁です。
しかし、AVでは、当たり前のようにやっています。
それを見た客が、実際の店でやろうとするのです。
もう少しAV規制を厳しくした方がいいと思います。
日本人の男性にはメニューをきっちり示さないとダメなんだってさ。欧米の映画観たらわかるけど、例えば暗黙のルールを心得た上でデリヘルを呼んでるなんて場面がよく出てる。金払えば何してもいいというのは、あらゆる文化の分野で、馬鹿で無礼な人間のすること。風俗だって文化だよ。