マンガブログ
第55回 都会の孤独を表現するポエム漫画
ブログ「東京の街に出て来ました」は4コマ漫画のスタイルこそ取っているが、それがそのまま叙情溢れる一編の詩になっている。朴訥(ぼくとつ)な絵と言葉、そしてセピア調の色彩が、都会の孤独を詩的に表現している。作者の垣内ひろしさんは、そんな自身の作品をポエム漫画、略してポエ漫と呼ぶ。自ら考え出した造語だ。「ブログをはじめてすぐに今のスタイルになって、ほんまにはじめて自分だけのものが作れているっていう実感があって、だけどこれはなんて呼べばええのかなと。漫画じゃないし、漫画詩というのもちょっと違うなと思って、じゃあポエ漫にしようと」
兵庫県出身。高校を卒業して数年は仲間たちとバンドを組み、プロを夢見て前衛的な日本語ロックを演奏していた。が、あるときフッとバンド活動に疑問を感じた。「バンドって何をするにしてもメンバーで話し合って決めるじゃないですか。そういうのって自分の性に合ってない。じゃあ自分一人でできることってなんやろか、と。そのときに閃(ひらめ)いたのが漫画だったんです。あ、ぼくは漫画が好きやって」
漫画は大好きで小さい頃から乱読していたが、自分で漫画を描いたことはなかった。漫画家になろうと思ったこともなかった。にもかかわらず垣内さんは「4コマ漫画くらいなら描けるかもしれん」と無謀にも思い込み、見よう見まねで4コマ漫画を描きはじめる。それが20代半ばのこと。「とりあえず4頁分描いて、これも無謀なんですけど、すぐに小学館に持ち込んだ。そうしたらすごい褒められたんですよ。絵は下手だけど面白いって。もっとたくさん描いて持ってきてくださいといわれて、持っていったら賞をもらった。『ヤングサンデー』の新人奨励賞みたいなのを。これやったら漫画家としてやっていけるかなと、ちょっと勘違いしまして(笑)」
これ以降、垣内さんは地元・兵庫でバイトをしながら4コマのギャグ漫画を描き、描いた作品を持って東京の出版社に売り込みに行くことを繰り返すようになる。意を決して上京したのは昨年10月のことだ。住まいは東京の西郊・八王子。家賃4万円のアパートを根城に、漫画を描くことと出版社回りに専念する生活をスタートさせた。上京するときにクルマを売って手にした数十万円の蓄えを当面の生活費に充てた。「部屋にこもって漫画描くだけですし、食費もキャベツばっか食べていてものすごく安くて、家賃含めて月に8万円あれば余裕で暮らせる(笑)」。まるで「神田川」や「赤ちょうちん」といったかぐや姫の歌が聞こえてきそうな暮らしぶりだ。そんな都会での一人暮らしをほぼ実話に基づいて描き続けている。「ポエ漫を描くようになってギャグ漫画はやめました。仮に注文があっても、もうギャグ漫画は描かない。自分にはポエ漫のほうが合っていると思うので、これからはポエ漫作家として生きていきたい」
上京して丸一年になるのを機に、垣内さんはいま新たなポエ漫ブログのテーマを模索している。

■「東京の街に出て来ました」
http://ameblo.jp/moimoi-com/
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たきた・せいいちろう 1955年生まれ。ノンフィクション作家/ブログ評論家。
著書に『65歳定年時代に伸びる会社』『ビッグコミック創刊物語』『長靴を履いた開高健』など。
■ブログ「わたし、ブログ評論家です。」
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第51回 哀愁と笑いのイラスト川柳
夢を叶えるための足がかりとして、世に出るための登竜門と考えて、ブログを更新し続けている人が少なからず存在する。同人誌に投稿したり、出版社に作品を持ち込む代わりにブログに作品を投稿し続けている小説家志望、漫画家志望のフリーターや主婦や会社員たち、芸能界デビューを夢見てブログを使った売り込みに懸命な若者たち等々。
札幌在住のフリーのイラストレーター、アカツキさん(34歳)もその一人。いつかは自分の作品集を出版したいという夢を叶えるために、ブログ「部長川柳」を毎日更新し続けている。「以前、部長のキャラを使った作品を某出版社の方に見ていただいた際に、〝面白いと思うけど今はそれだけじゃ出版はできないんだよね。100%売れるという裏付けがないと無理〟といわれて反骨心に火がついた。よし、自力で何とかしてやる、と。そう思ったのがブログをはじめたきっかけです」
2005年4月11日にスタートした「部長川柳」は、得意とする部長キャラに川柳を組み合わせた一コマ漫画。アカツキさん自身はこれを〝おっさんの習性と笑いのイラスト川柳〟と表現する。
「昔からおっさんのしぐさや、ふとした一言に笑ってしまう癖があって、おそらくぼくはおっさんの味とか哀愁、余韻が好きなんですね。おっさんと川柳は妙にマッチして、作品がびしっと締まる。その組み合わせを思いついたときに、これが自分にあったスタイルだと確信したというか。まさか、それから5年もの間、毎日川柳を作り続けることになるとは夢にも思っていませんでしたけど(笑)」
5年間ほぼ毎日「部長川柳」を更新し続けてきた甲斐あって、アカツキさんが生みだした部長キャラはいくつかの商品にもなっている。過去においてはポストカードに採用され、さっぽろテレビ塔地下のテレ地下ショップで販売されたこともある。札幌観光の定番スポットの一つなので、目にしたことがある人もいるかもしれない。
現在は「部長川柳あぶらとり紙」(全8種。1つ税込み378円)が発売されている。男性に売れるあぶらとり紙を考えていた企画会社の目に留まり、商品化されたもの。また今年7月には携帯電話の待ち受け画面などをカスタマイズするための「部長川柳きせかえツール」(税込み525円)も発売になった。同ツールをダウンロードすると、たとえば待ち受け画面には「部長川柳」の6つのバージョンがランダムに画面に表示されるようになる。東京の携帯用コンテンツの企画開発会社の社員が札幌を訪れた際に偶然「部長川柳」のポストカードを見て、それが縁できせかえツールが販売されることになったのだという。「これからも『部長川柳』の書籍化、連載化、グッズ化に向けてコツコツ頑張っていくつもりですので、よろしくお願い致します!」
ちなみに、部長キャラはあくまでもアカツキさんの創作であって、本人とはまったく似ていないそうだ。念のため付け加えておく。
■「部長川柳」 http://ameblo.jp/buchosen/
納豆だろ(左)、あ然(右)
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たきた・せいいちろう 1955年生まれ。ノンフィクション作家/ブログ評論家。
著書に『65歳定年時代に伸びる会社』『ビッグコミック創刊物語』『長靴を履いた開高健』など。
■ブログ「わたし、ブログ評論家です。」
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第47回 ゆるさが魅力の婚活4コマ
30代独身女性が描く婚活ブログ「4コマ漫画 早子(はやこ)先生の婚活白書」が人気だ。ブログの主人公でもある立木早子さん(ニックネーム)は田舎の小学校に勤務する先生。厳格な父と楽天家の母との実家暮らしは平穏かつ円満であり、仕事は充実していて毎日が楽しい。貯金もそこそこあり、幸せだと思う。なのにフッとした瞬間に物悲しさを感じることがある。そんな心の隙間を埋めてくれたのが、早子先生の場合は漫画でありブログだった。
「去年の2月か3月頃、放課後だったんですけど、職員室で、周りに誰もいなくて、校庭にも生徒が一人もいなくて、そのときにフッと物悲しさを覚えたというか、きっと女の人にはあるんですよね、月に1回そういうことが。毎日が楽しくてすごく充実しているのに、でも今日の続きが明日で、毎日がずっとその繰り返しで、一度しかない人生それでいいんだろうかって。そう思ったときに、なぜか漫画を描きたいなと思ったんです」
小さい頃から熱心に漫画を描いたり読んだりする漫画少女だったわけではない。にもかかわらず急に漫画を描きたいと思った心理を、早子先生自身うまく説明できないようだが、理屈はどうあれ、フッとそう思ってしまったのだから仕方がない。ブログで公開することを前提に、すぐさま漫画を描きはじめる。
「せっかく漫画を描く以上は、やっぱり誰かに読んでもらいたいなというのがあって、暇つぶしに誰かに読んでもらえたらうれしいなと思って、じゃあブログをやってみようかなと。軽い気持ちではじめました」
1日1本ずつ漫画をアップするとして1カ月分の漫画30本をまず描き貯めて、09年5月31日ブログがスタートする。
タイトルに〝婚活白書〟とうたっているが、漫画の主人公である早子先生も、ブログの描き手である現実の早子先生も、さほど結婚願望が強いわけでもなければ、焦っているわけでもない。そのあたりのゆる~い感じがこのブログの持ち味であり魅力になっている。「いつまでに結婚したいとか、そういうことは考えていないですね。何がなんでも結婚しなければという気持ちもないですし。私自身は結婚はあくまでもご縁があれば~という感じなので、あわてたり焦ったりということはありません。私みたいにのんびりしている人もいるのだから、〝もっとリラックスして大丈夫よ〟〝結婚のことばかり気にしないでのんびりいきましょう〟というメッセージを、婚活中の読者の方に届けられたらうれしいですね」
婚活ブログを描いていることは、両親にも、友人にも、職場の同僚にも、誰にも話していない。しかし、今回Asabloにインタビュー記事が載るのを機に、週刊朝日の愛読者である両親にはブログのことを打ち明けるつもりだと早子先生。
「週刊朝日に載ったら両親はすごく喜ぶと思う。私もようやく親孝行ができます」
さて、ご両親の反応はいかに?
(左)性格分析 (右)各自乾杯


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たきた・せいいちろう 1955年生まれ。ノンフィクション作家/ブログ評論家。
著書に『65歳定年時代に伸びる会社』『ビッグコミック創刊物語』『長靴を履いた開高健』など。
■ブログ「わたし、ブログ評論家です。」
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第42回 ドタバタ家族の爆笑4コマ
4コマ漫画を描く上で影響を受けた人は?とたずねると、
少々意外な答えが返ってきた。
『アサッテ君』の東海林さだお氏や
『がんばれ!!タブチくん!!』のいしいひさいち氏などの
名前を期待していたのだが、はなさんの答えは「両親や親戚」であり、
同県人(大分県)のとんち名人「吉四六さん」だった。
「両親や親戚がみな話術が巧みでおかしい。
素人なのに必ず話にオチをつけて笑わせる話術の持ち主ばかりで、
私も幼少の頃からそういう話術を身につける訓練を積まされたのかもww。
それと大分は吉四六さんに代表されるように、
人々が集まると必ず誰かが面白いことをいって
笑わせる話芸の伝統があるんだそうです」
この血筋と地域性を色濃く受け継いでいる妖怪系天然ユルキャラの
一人息子「おりぇくん」(小学3年生)を中心に、
宿題を忘れて立たされる夢にうなされ続けている
小学生並みの精神年齢の持ち主である夫「クロとら」、
そしておりぇくんの母であり、クロとらさんの妻である「はな」さんの3人からなる
ちくわ家のほぼノンフィクション4コマ漫画ブログ、
それが「ちくわの穴から星☆を見た *4コマ」だ。
「息子も夫もこちらの想像を超えた言動をする大人物で、
それをきちんとハンドリングすべきお母さん役の私までが
かなり抜けてますので家の中は常にドタバタ。
良妻賢母のママも賢いハジメちゃんもいないバカボン一家だと
思っていただくとよろしいかと」
はなさんがブログを立ち上げたのは2005年12月のこと。
今年12月で丸5年になる長寿ブログであり、
累計1200万ヒットを超える大人気ブログである。
「出産後、育児に追われて自分の時間がゼロになってしまい、
その閉塞状況から逃げ出したい一心で
子供が1歳になると同時に再就職したのですが、
これがパワハラが蔓延する非常に閉鎖的な職場で、
慣れぬ子育てとあいまって心身ともに疲労困憊してしまいました。
そんなときに、小さな世界に閉じこもってイジイジしている自分に危機感を感じ、
もっと広い世界と関わりたいという必死の思いで辿り着いたのがブログでした」
「最初はやむにやまれぬ思いからはじめたブログですが、
問題の職場を1年で退職してフリーのイラストレーターとして復職してからは、
オリジナルのエッセイマンガを描くという
仕事上の目標を叶えるための〝仕事の看板〟であり〝修業の場〟として
ブログをとらえるようになりました。
目標に近づいているかどうかはわかりませんが、
漫画をアップすると同時に寄せられる読者の生のレスポンスや、
読者との双方向のやりとりを通じて、
描き手としてブログに育てられているという実感はすごくあります」
ちなみに「ちくわの穴から星☆を見た」という風変わりなタイトルの由来は、
記念すべき第1回投稿(05年12月16日)に軽妙に記されている。
吉四六さんばりのとんちの効いた文章はなかなか面白いのでご一読アレ。
■「ちくわの穴から星☆を見た *4コマ」
http://ameblo.jp/pohoo/
(左)母のささやかな夢、(右)風邪で発熱!


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たきた・せいいちろう 1955年生まれ。ノンフィクション作家/ブログ評論家。
著書に『65歳定年時代に伸びる会社』『ビッグコミック創刊物語』『長靴を履いた開高健』など。
■ブログ「わたし、ブログ評論家です。」
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第38回 penpenさんの温かいマンガ
第34回 笑える思い出を4コマに(後編)
ブログ界にはさまざまな人気ランキングが存在する。
ランキングで上位(できれば10位以内ないしは30位以内)に入ることが人気ブログの証しであり、
ブロガーの勲章であり、そのためランキングを少しでも上げることに血眼になり、
ランキングのアップダウンに一喜一憂するブロガーが少なくない。
〈4コマ漫画〉や〈絵日記〉といったジャンルのランキングでは
知る人ぞ知る人気ブロガーのきんととさんもかつてはそうだった。
「ランキングを気にしすぎてブログに追われる生活だった」と振り返る。
ランキングを上げるために、またランキングを維持するために
ブログを毎日更新するのは当たり前。きんととさんは人気ブログ「官公庁のバイトさん」(略称)の
4コマ漫画を1本仕上げるのに3時間かけるというから、
それだけでもブログに追われる生活が容易に想像がつくというもの。
それに加えてブロガー同士の付き合いもおろそかにできない。
ブログにコメントを書き込んでくれたブロガーに対しては、
返礼として相手のブログにコメントを書き込む(コメント返しという)。
ブログを見た形跡(足跡とかペタという)が残っていたら、
その人のブログに飛んで足跡/ペタを残す(ペタ返しなどという)。
「4コマを1本描いて、それに加えてコメント返しなどもこまめにやろうと思うと
1日24時間ではとても足りないくらい」
それでもランキングを一つでも上げたい一心で家事や育児の時間を削ってまで
パソコンに向かっていたきんととさんに、昨年ブロガーとしての転機が訪れる。
夫の病気と休職、そして休職中に起きたリストラ騒動がそのきっかけだった。
「ブログに追われる生活をしてはいけないと反省しました。
主人のことをちゃんと見守っていたいし、子供たちに不安な思いをさせてはいけないし。
で、私のブログの常連さんたちにメッセージを送って、
家庭の事情があってこれからはコメント返しやペタ返しはできませんと伝えました。
そう決めたことでブログの存在が少し軽くなりました」
昨年9月、きんととさんは新たなブログ「きんととの思い出マンガ 裏きんとと」をはじめた。
きんとと家の日常を4コマ漫画化したブログだ。
今はこちらにウエートを置いていて、「官公庁のバイトさん」はあまり更新していない。
「家族で読み返してゲラゲラ笑えるような思い出を残したいと思ってはじめました」
以前のようにランキングを上げることに血眼になることはないが、
それでもランキングはやはり気になるときんととさんは苦笑する。
「ブログで漫画を描いているうちにプロの漫画家さんの気持ちに近くなってくるというのか、
描いたものはより多くの人に見てもらいたいし、
より多くの人に笑ってほしいという欲がどうしても出てくるんですね」
「裏きんとと」のネタにされているご主人も中学1年のお子さんも、
きんととさんのブログのよき協力者であり、よき読者だという。
ブログに追われる生活を改めた御利益といえるだろう。
■「きんととの思い出マンガ 裏きんとと」
http://ameblo.jp/urakintoto/
■滝田誠一郎ブログ「私、ブログ評論家です。」
http://ameblo.jp/blog-hyoron
第33回 官公庁ビックリバイト体験(前編)
インタビューは名刺交換からはじまった。
名刺交換そのものは日常茶飯の儀礼だが、
一般のブロガーに名刺をもらったのは初めてだったのでちょっと驚いた。
釣り好きの人が〈釣師・○田○郎〉、趣味でギターを弾いている人が〈ギタリスト・×山×夫〉
という名刺を持っているようなもので、
そういう人物には滅多にお目にかかれるものではない。
名刺の中央に〈4コマまんが・イラストレーター きんとと〉の文字がひときわ大きく印刷され、
その上にブログのタイトル〈きんととの官公庁ビックリバイト体験4コママンガ
『すべては県民のために。これが県庁公務員』〉(略して官公庁のバイトさん)、
下に〈Japan Blog Award 2009 総合グランプリ受賞〉の文字とブログのURL、
さらに得意のイラストがカラーで印刷されている。裏面には4コマ漫画も印刷されている。
きんととさんによれば、ブロガーが名刺を持つことはさほど珍しいことではないという。
多くの読者を持つ人気ブロガーはそれが肩書になり得るほどの社会的存在であり、
社会的人格を形成しているということなのだろう。
「官公庁のバイトさん」がスタートしたのは2008年1月14。
市役所、第三セクター、そして県庁で計6年間アルバイトをした体験をもとに、
善良なる公務員の姿を4マ漫画で表現したブログだ。
記念すべき1目の4コマは、県庁のアルバイトの採用面接で
バツイチ母子家庭(当時)の窮状を訴えるきんととさんが、
"可哀そうだから"という理由で採用されるエピソードが描かれている。
「ブログをはじめたら、自分の描いた4コマがインターネットで世界中に配信されて、
大勢の人に見てもらえるんだみたいな幻想を抱いていたんですが、
現実はそんなに甘くなくて、しばらくの間は誰にも見てもらえなくて落ち込みました」
より多くの人に読んで欲しい一心から「家事や育児の時間を削って」までブログに打ち込むようになり、
その甲斐あってきんととさんのブログはじきに人気ブログの仲間入りを果たし、
ランキング上位の常連になり、ついには「Japan Blog Award 2009」の
総合グランプリ受賞の快挙を達成するまでになる。
しかし、その裏で昨年きんととさんはブロガーとしての転機を迎えていた。
県庁でアルバイトをしていたときに知り合って再婚した会社員のご主人が病気で休職に追い込まれ、
その最中に巨額の赤字を出した会社が大規模なリストラ策を打ち出したことがきっかけだった。
「このときは、休職している主人なんか真っ先にリストラの対象にされちゃう、
もうダメだと思ってウルウルしてました」
幸いご主人はリストラされることもなく、病気も治って現在は元気に復職しているが、
ご主人の病気とリストラ騒動をきっかけに、きんととさんはブログのランキングに
一喜一憂することをやめようと決意する。
家事や育児時間まで削ってブログに熱中していたことを反省し、
もっと気楽にブログと付き合うようにしようと思い改めるのである。(つづく)
■「官公庁のバイトさん」
http://ameblo.jp/kintoto-kankouchou/


■滝田誠一郎ブログ「私、ブログ評論家です。」
http://ameblo.jp/blog-hyoron














