最終回 アルファブロガーで充実したブログライフを
「アルファブロガー」(alpha blogger)という言葉を聞いたことがあるだろうか? 直訳すると第一級のブロガーという意味になるが、実際には"影響力のあるブロガー"という意味で使われる。元々はアメリカで生まれた言葉だが、アメリカでは定着せず、"alpha blogger"といってもアメリカ人には通じないということを聞いたことがある。その意味では日本だけで通用する和製英語のようなものだといってもいいかもしれない。
影響力のあるブロガーである以上、彼らが書いているブログに多くの人がアクセスすることはいうまでもないが、PV(ページビュー)数やUU(ユニークユーザー)数が多いブログを書いている人が即ちアルファブロガーかというと、そうではない。PV数やUU数の多い人気ブロガー=アルファブロガーではないのだ。それぞれの分野で他の追随を許さぬような尖った存在、一般の人の理解を超えた孤高の存在......アルファブロガーにはそんなイメージがある。実際のところ、アルファブロガーと呼ばれるのはそういう人たちだ。
アルファブロガーを日本で唯一認定している団体がある。2004年以来、毎年アルファブロガー・アワードを開催、発表しているアルファブロガー運営委員会がそれだ。04年の第1回アルファブロガー・アワードに選ばれたのは、わずかに19人。以後、毎年20人弱のブロガーがアルファブロガーに選ばれ、これまでに同委員会によってアルファブロガーに認定されたブロガーは計90人弱。日本のブロガー人口が昨年1月時点で2700万人弱(総務省調べ)だから、アルファブロガーがいかに尖った存在、孤高の存在であるかがわかるというもの。
アルファブロガーの中には堀江貴文・元ライブドア社長、タレントの中川翔子さん、元マイクロソフト日本法人会長の古川享さん(慶應義塾大学教授)ら有名人も含まれているが、そのほとんどは知る人ぞ知るネットの有名人で、一般的にはほとんど知られていない人たちだ。たとえば──。
「切込隊長BLOG(ブログ)」山本一郎さん (評)経済ネタや政治ネタ、野球から私生活まで幅広い分野のネタを扱い、そのどれもがとても鋭く、同時に魅力的な論考に仕上がっている。
「百式」田口元さん (評)1日1社、海外のドットコムサイトの"発想"を紹介している人気サイト。蓄積された発想のバリエーションと、安定した質の高い情報提供は他の追随を許さない。
「[N]ネタフル」コグレマサトさん (評)幅広いニュースをネタとして提供しているブログ。毎日のように大量の記事が投稿されて、その切り口と扱うネタの幅広さは既存のニュースサイトを置き換えてしまいそう。
「Ad Innovator」織田浩一さん (評)広告の近未来をアメリカの最新動向を元に解説しているブログ。広告に関する欧米の最新事情のニュースは、ここを見ておけば一通り把握することができる。
アルファブロガーは特定の分野に特化した記事を独特の切り口で書いている人たちなので、その内容は決して万人受けするものではない。なので自分なりの興味関心、感性にあったアルファブロガーを見つけることが大事。そんなアルファブロガーを何人か見つけることができれば、あなたのブログライフはぐっと充実したものになるというものだ。
アルファブロガー・アワード(上)と「[N]ネタフル」(下)のトップページ











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