本誌人気コラムが「談」に登場!ブログ時評、Asablo(アサブロ)。評論家・滝田誠一郎が話題のブログ&ツイッターを総まくり トップに戻る

第65回 ツイッターの次はFacebookだ!

 今年に入って Facebook(フェイスブック)という言葉を見聞きする機会が多くなった。7月には会員数が全世界で5億人を突破したことがネット中心に大きな話題になった。10月にはツイッター・ブームの立役者でもある経済評論家の勝間和代さん、歌手の広瀬香美さんが相次いでFacebookに公式ページを開設し、それがまたネットで格好の話題になった。11月には英国王室が公式ページを開設したことがテレビなどでも報じられ、広く一般の人たちの耳目を集めた。来年1月にはFacebookの創設者であるマーク・ザッカーバーグCEO(1984年生まれ)を主人公にした映画「ソーシャル・ネットワーク」が公開されるため(米国では今年10月公開)、Facebookという言葉を見聞きする機会がさらに多くなるはず。少し前にツイッターが大きなブームになったばかりだが、ここへ来て流れはFacebookに向かっているようにも見える。もっとも世界的に見ればその流れはすでに顕著、というか決定的ともいえるのだが。

 Facebookは現在70カ国語以上に翻訳されて世界中でサービスを展開しており、ロシアや中国、ブラジル、日本など一部の例外を除くほとんどの国でナンバー1ソーシャルメディア(ブログやSNS、ツイッターなどの総称)の座を得ている。米国ではネットの全ページビューのおよそ4分の1(24.27%)がFacebookへのアクセスで占められているという調査結果も出ている。2位のYouTubeが6.39%、3位のGoogleが5.32%であるから、Facebookのページビューがダントツに多いことがわかる。このことからだけでも、今やFacebookがネットの中核的存在になっていることがよくわかる。

 Facebookの魅力はいったいどこにあるのか? 勝間和代さんは"ユーザーとして気持ちのいい感覚を作りだしているところが秀逸"だと自身のブログに書いている。具体的には、原則として実名登録であるFacebookは相手の顔や名前がわかるのでリアルの対面に感覚がより近いこと、そしてもうひとつ、操作性と機能がずば抜けている点をあげている。実際に会ったときにも「他のSNSに比べてケタ違いに高性能。びっくりした」といっていたことを思い出す。

 11月に大幅な機能刷新が発表されたばかりの『メッセージ』(Messages)は、Facebookのずば抜けた操作性と機能性を語る上でまさにうってつけだ。同機能を使うとFacebook上でのメッセージの送受信だけでなく、ネット上でやりとりされる様々なメッセージ(電子メール、携帯メール、チャット等)を簡単な操作ですべて一元管理することができるようになる。Facebookのアカウント@facebook.comのアドレスさえ持っていれば、それだけでネット上のあらゆるコミュニケーションに対応できるということだ。Facebookがさらに普及し、世界中の人がメッセージ機能を使うようになれば、電話も電子メールも必要のない時代が来るとザッカーバーグCEOは示唆する。

 日本においては実名登録に対する抵抗感があり、日本語化がまだ不十分であることからGREE(7月末時点の会員数2125万人)やmixi(同2102万人)に大きく後れを取っているが(現在200万人弱)、日本語化がもう一段進めば急速に普及が進むのは間違いない。ツイッターの次はFacebookを要チェック!だ。

 

Facebookの英国王室公式ページ(上)と、創設者マーク・ザッカーバーグ氏のページ(下)


英国王室.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイスブック.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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たきた・せいいちろう 1955年生まれ。ノンフィクション作家/ブログ評論家。
著書に『65歳定年時代に伸びる会社』『ビッグコミック創刊物語』『長靴を履いた開高健』など。
ブログ「わたし、ブログ評論家です。」http://ameblo.jp/blog-hyoron
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