本誌人気コラムが「談」に登場!ブログ時評、Asablo(アサブロ)。評論家・滝田誠一郎が話題のブログ&ツイッターを総まくり トップに戻る

第42回 ドタバタ家族の爆笑4コマ

4コマ漫画を描く上で影響を受けた人は?とたずねると、
少々意外な答えが返ってきた。
『アサッテ君』の東海林さだお氏や
『がんばれ!!タブチくん!!』のいしいひさいち氏などの
名前を期待していたのだが、はなさんの答えは「両親や親戚」であり、
同県人(大分県)のとんち名人「吉四六さん」だった。

「両親や親戚がみな話術が巧みでおかしい。
素人なのに必ず話にオチをつけて笑わせる話術の持ち主ばかりで、
私も幼少の頃からそういう話術を身につける訓練を積まされたのかもww。
それと大分は吉四六さんに代表されるように、
人々が集まると必ず誰かが面白いことをいって
笑わせる話芸の伝統があるんだそうです」

この血筋と地域性を色濃く受け継いでいる妖怪系天然ユルキャラの
一人息子「おりぇくん」(小学3年生)を中心に、
宿題を忘れて立たされる夢にうなされ続けている
小学生並みの精神年齢の持ち主である夫「クロとら」、
そしておりぇくんの母であり、クロとらさんの妻である「はな」さんの3人からなる
ちくわ家のほぼノンフィクション4コマ漫画ブログ、
それが「ちくわの穴から星☆を見た *4コマ」だ。

「息子も夫もこちらの想像を超えた言動をする大人物で、
それをきちんとハンドリングすべきお母さん役の私までが
かなり抜けてますので家の中は常にドタバタ。
良妻賢母のママも賢いハジメちゃんもいないバカボン一家だと
思っていただくとよろしいかと」

はなさんがブログを立ち上げたのは2005年12月のこと。
今年12月で丸5年になる長寿ブログであり、
累計1200万ヒットを超える大人気ブログである。

「出産後、育児に追われて自分の時間がゼロになってしまい、
その閉塞状況から逃げ出したい一心で
子供が1歳になると同時に再就職したのですが、
これがパワハラが蔓延する非常に閉鎖的な職場で、
慣れぬ子育てとあいまって心身ともに疲労困憊してしまいました。
そんなときに、小さな世界に閉じこもってイジイジしている自分に危機感を感じ、
もっと広い世界と関わりたいという必死の思いで辿り着いたのがブログでした」

「最初はやむにやまれぬ思いからはじめたブログですが、
問題の職場を1年で退職してフリーのイラストレーターとして復職してからは、
オリジナルのエッセイマンガを描くという
仕事上の目標を叶えるための〝仕事の看板〟であり〝修業の場〟として
ブログをとらえるようになりました。
目標に近づいているかどうかはわかりませんが、
漫画をアップすると同時に寄せられる読者の生のレスポンスや、
読者との双方向のやりとりを通じて、
描き手としてブログに育てられているという実感はすごくあります」

ちなみに「ちくわの穴から星☆を見た」という風変わりなタイトルの由来は、
記念すべき第1回投稿(05年12月16日)に軽妙に記されている。
吉四六さんばりのとんちの効いた文章はなかなか面白いのでご一読アレ。

 ■「ちくわの穴から星☆を見た *4コマ」  
http://ameblo.jp/pohoo/

 (左)母のささやかな夢、(右)風邪で発熱!

母のささやかな夢01a.jpg  熱01.jpg

母のささやかな夢01b.jpg  熱02.jpg

  母のささやかな夢01c.jpg  熱03.jpg

母のささやかな夢01d.jpg  熱04.jpg

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たきた・せいいちろう 1955年生まれ。ノンフィクション作家/ブログ評論家。
著書に『65歳定年時代に伸びる会社』『ビッグコミック創刊物語』『長靴を履いた開高健』など。
■ブログ「わたし、ブログ評論家です。」
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